
高配当株ってよく聞くけど…正直、どんなものなのかちゃんとわかってないんだよね



インデックス投資が最強ってよく聞くけど…高配当株に投資する意味ってなに?
こんな疑問に答えます。
高配当株の仕組みを知らずに投資を始めると、思ったように資産が増えなかったり、効率の悪い運用になってしまいます。この記事を読めば、そうした失敗を避けて賢く投資できるようになりますので、ぜひ最初にしっかり学んでくださいね。



高配当株を買うなら、楽天証券かSBI証券がおすすめです!
どちらかを開設していれば問題ないですが、銘柄数、手数料や操作性に違いがあるため、両方口座を開設することをおすすめします!
高配当株とは?
高配当株の定義
高配当株とは、配当利回りが高い株のことです。
※この記事では以降、配当利回りをわかりやすく「利回り」と表記して説明していきます。
利回りは以下の計算式で求められます。
利回り(%)= 1株あたりの年間配当金 ÷ 株価 × 100
たとえば株価1,000円で年間配当50円なら、50 ÷ 1,000 × 100 = 5% です。
さらにイメージしやすいように言うと、
利回り5%の高配当株に100万円を投資すれば、年間で5万円の配当金を受け取れる計算になります。



計算式は無理に覚える必要はないよ
高配当株=利回り(%)が高い株とだけ覚えられれば大丈夫!
日本株で高配当とされる利回りの目安
一般的に、利回り3%以上が「高配当株」とされています。
日本の上場企業(約3,800社)の平均利回りは、約2.0%前後です。
つまり3%以上というのは「平均よりもかなり高い利回り」といえます。



このブログでは『利回り3.5%以上』を高配当株の一つの目安としているよ!
高配当株の代表的な銘柄例
代表的な高配当株の一例として、
- JT(日本たばこ産業):生活必需品であるたばこ事業を中心に安定収益を持つ、日本を代表する高配当株
- NTT:国内最大級の通信ネットワークを持ち、安定した事業基盤から個人投資家に人気の高い企業
- 三菱商事:エネルギー・資源から食品まで幅広い事業を展開する日本最大の総合商社。投資の神様「ウォーレン・バフェット」も保有していることで有名
などがあります。
※利回りは日々変動するため、状況によっては高配当株じゃなくなっている場合があります。投資を検討する際は必ず最新情報を確認してください。
高配当株のメリット5つ
高配当株の主なメリットは、下記の5つです。
それぞれ見ていきましょう。
配当金(=不労所得)がもらえる
高配当株は、まさに“お金のなる木”です。
持っているだけで 配当金という不労所得 を得ることができます。
そして、売らずに長期保有し、配当で生活費をすべて賄えるようになれば――
FIRE(経済的自立と早期退職)だって実現可能です。
高配当株投資は、FIREと相性が抜群。
もちろん、FIREまで目指さなくても十分メリットがあります。
たとえば水道光熱費や携帯代など、一部の生活費を配当でまかなえれば、その分お金に余裕ができて、今の生活をより豊かにできます。



高配当株投資はFIREを目指す人にも、今の生活を豊かにしたい人にもぴったりなんだ!
株価の暴落に強い
株式市場というのは、数年に一度必ず暴落が起こります。
そのとき、多くの投資家は自分の資産が減る恐怖に耐えきれず、株を手放してしまいます。
しかし高配当株は、暴落時に株価が下がることでさらに利回りが上昇し、より魅力的な投資対象になります。
そのため、プロの機関投資家や経験豊富な個人投資家が「割安になった」と判断し、買いに入るケースが多いのです。
結果として、一定の水準で買い支えが入りやすく、暴落局面でも株価が底堅くなる傾向があります。



暴落は怖いけど、“高配当株はむしろ魅力が増す”って思うと安心だね!
売却のタイミングを考えなくていい
投資の世界では「買うよりも売る方が難しい」とよく言われます。
実際、株価が上がると「売るのが早すぎるかも」と迷い、下がると「もう売った方がいいのかな」と悩むものです。
でも高配当投資は、その難しい“売り時”を無理に考える必要はありません。
なぜなら、目的は 配当金=不労所得 を受け取り続けることだからです。
当たり前ですが高配当株(=お金のなる木)売ってしまえば、そこで配当は止まってしまいます。



でも、会社の業績が悪くなって配当金が減っちゃったら…売却を検討した方がいいんじゃない??



その通り。だからこそ“業績も配当金も安定しそうな銘柄”を選ぶことが、高配当株投資では一番大事なんだ
精神的に安定しやすい
株式投資では絶対に感情的に売買してはいけません。
しかし、いざ暴落が来て資産が減り始めると、不安に耐えきれず売ってしまう投資家は大勢います。
その点、高配当株投資は毎年配当金がもらえる安心感から暴落時でも精神的に安定しやすく、長期投資を続けやすいのが特徴です。



精神的に安定していられるかどうかは、長期投資をするうえですごく大切なことだよ
インフレに強い
現金や預金は、物やサービスの値段が上がる(=インフレ) と価値が減ってしまいます。
たとえば毎年2%インフレが進めば、100万円は1年後に実質98万円の価値しかありません。
でも、利回り4%の高配当株を持っていれば、インフレで物価が2%上がっても
配当利回り4%−インフレ率2%=実質2%のプラス。
つまり、高配当株は「インフレに強い資産」なのです。



政府は毎年2%のインフレを目標にしているよ
高配当株のデメリット3つ
高配当株に投資するメリットはたくさんある一方で、一応デメリットも存在します。
それぞれ解説していきます。
長期ではインデックス投資に負ける可能性がある
インデックス投資は、配当金を自動的に再投資してくれます。
一方で高配当株投資は、配当金が現金として手元にきます。
そのため、配当金が手元に来てしまう高配当投資より、配当金を自動で再投資して株を買うインデックス投資の方が、最終的に得られるリターンが大きくなることがあります。
もちろん銘柄選び次第では、配当をもらいながらでもインデックス投資に勝つことも可能です。



インデックス投資と高配当株投資の違いについてより詳しく知りたい方はこちら
株価の伸びが遅い傾向
配当の源泉は会社が稼ぎだした利益です。
高配当株企業は利益の多くを配当として株主に還元しているため、成長投資に回すお金が少なくなる傾向があります
その結果、利益をすべて事業投資に回す「成長株」と比較すると、株価の上昇力は弱い傾向にあります。



成長株ほど積極的に新規事業などに手を出していかない分、株価がドカンと伸びることがあまりないよ
税金の影響を強く受ける
高配当株は配当額が大きいため、その分税金も多く差し引かれてしまいます。
もし利回り5%の高配当株に100万円投資できたら配当は5万円。
しかし税金(約20%)で1万円引かれて、手元に残るのは4万円だけです。



え、こんなに引かれるの!?ちょっとショック…



そうなんだ、でも安心して。
実は、この税金をゼロにできる方法もあるんだよ!
初心者が高配当株を始める時の注意点
NISAを活用しよう



NISAってよく聞くけど、結局なに?



NISAは投資で得た利益に税金が一切かからないという、国が用意してくれた超お得な制度のことなんだ!
この制度を利用しないのは、正直もったいないです。
でも正直、筆者も投資を始めたころは仕組みがよく分からず、NISAを使わずに投資していました。
今振り返ると「なんてもったいないことをしたんだ」と思います。
この記事を読んでくれている方には、同じ後悔をしてほしくありません。
高配当株投資は配当がたくさんもらえる分、デメリットでも挙げた通り税金の負担が重くなりがちです。
だからこそ、これから高配当株を始める人はぜひNISA口座を活用してみてください。
利回りだけで選ばない
高配当株投資を始めた初心者がやりがちなのは、「とりあえず利回りが高い銘柄に投資する」というやり方です。



高配当株投資なんだから、利回りが高い順に買えばいいんじゃないの?



確かにそれも高配当株投資なんだけど…そのやり方だと罠銘柄に引っかかる可能性が高いんだ
株式市場には、様々な理由で高配当になっている銘柄があります。
例えば「創立100周年の記念で今年だけ配当を増やします!」といった 記念配当。
だいたい翌年には元に戻り、結局は高配当株ではなくなるケースも少なくありません。
つまり、利回りの数字だけで選んでしまうと、こうした“罠銘柄”をつかんでしまう可能性が高いのです。



罠銘柄を避けるためには、長期的に安心して保有できる安定した高配当株を選ぶ条件を知っておくことが大切だよ。
詳しくは 👉 高配当株を選ぶ5つの条件 をチェックしてみて!
分散投資を意識しよう
高配当株投資は、自分で銘柄を選んで1社ずつ投資をしていくスタイルです。
そのため、気づかないうちに「同じ業界ばかりに偏ってしまう」ことが初めのうちはよくあります。



特定の業界ばかりに投資してしまうと、その業界が不景気になったとたんに資産が大きく減ってしまうんだ
だからこそ、銘柄や業界の分散を意識しましょう。



でも、業界分散ってむずかしくて不安かも…



そんなときは全世界投資を組み合わせればOK!
全世界投資とは名前の通り、世界中の企業に自動で分散してくれている投資商品(投資信託)を買うことです。
すでに分散が効いているので、多少高配当投資で銘柄や業界が偏ってしまっていてもリスクを和らげてくれます。



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高配当株投資の特徴まとめ
この記事では、高配当株について詳しく解説してきました。
内容をかんたんにまとめると下記の通りです。
- 高配当株=利回りが高い株のこと。利回り3〜3.5%以上が一つの目安
- 配当金という不労所得が得られ、FIREと相性がいい
- NISAを活用して税金を抑えることが大切
- 長期保有することで、配当を受け取りながら安定的に資産形成できる
FIREしたい人や今の生活を配当金で少しでも楽に豊かにさせたい方は、高配当株というお金のなる木をどんどん増やしていきましょう。
そして、高配当株投資するなら余計な手数料を取ってこないネット証券を開設するのが大事なポイントです。



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